【金スマ】医者が教える正しい食事術第4弾!痛風の予防には1日1杯の牛乳を飲む

【金スマ】医者が教える正しい食事術第4弾!痛風の予防には1日1杯の牛乳を飲む 健康

2019年7月26日放送の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』。

『医者が教える正しい食べ方 第4弾』というテーマで放送されました。

良かれと思ったり何気なくしていたあなたの食べ方は、実は大間違い!?

平成~令和をまたいで80万部も売れている大ヒット本!『医者が教える食事術』

巷の大反響を呼んだその理由は…

『カロリーと肥満は関係ない』など、常識が覆ることばかり。

教えてくれるのは、本の著者で20万人を診てきた実績のある『エージーイー牧田クリニック』院長で、医学博士の牧田善二先生。

最新の医療データの数々と人体のメカニズムを紐解く生化学を根拠にした、常識が覆される医学的に見て正しい食べ方とは?

食生活のモデルとして芸能人に密着すると、たくさんの間違った食べ方がありました。

美容や健康に興味がある主婦100人に行ったアンケートをもとに、驚いた人が多かった順にランキング形式でご紹介します。

放送内容をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。

第1位:ニンニクをそのまま食べても疲労回復効果ゼロ!

【ニンニクをそのまま食べても疲労回復効果ゼロ!】

ニンニク料理専門店にやってきた、雛形あきこさんと天野浩成さん夫婦。

疲労回復に良いとニンニクの丸揚げを注文した雛形さん。

しかし、これは…間違い!

【牧田先生の解説】
「確かにニンニクには疲労回復効果がありますが、ニンニクを丸ごと食べるのでは効果が期待できません」

そもそもニンニクで元気が出ると言われている理由は…

【牧田先生の解説】
『アリシン』が疲労回復効果があるビタミンB1の吸収を良くしてくれるからです」

ニンニクに含まれるアリシンという成分が、疲労回復効果のあるビタミンB1の吸収を助ける作用があるため。

しかし問題なのは、このアリシンはニンニクの細胞の中に入っているため包丁で細かく刻んだりおろしたり、擦りつぶしたりして細胞壁を破壊しないと出てこない栄養素なんだとか。

そのためニンニクを丸ごと調理してそのまま食べてしまうと、肝心のアリシンを摂取できないというわけなんだそう。

では、よく噛んでから食べればいいのでは?と思う人もいるはず。

ですが、これも間違い。

実はこのアリシン、熱してしまうと出てこない成分とのこと。

疲労回復効果を得るためには、生のうちに切ったり擦りおろしたりしてから食べるようにしましょう。

関連記事>>>【教えてもらう前と後】凍らせにんにく醤油漬けレシピ!ニオイを簡単に消す方法も

第2位:肉と一緒に赤ワインを飲むと女性に不足しがちな栄養の吸収が妨げられる

【肉と一緒に赤ワインを飲むと女性に不足しがちな栄養の吸収が妨げられる】

知り合いの社長さんたちと高級ステーキハウスを訪れた、バービーさんと親友のゆいPさん。

赤ワインを片手に高級ステーキを頬張ります。

しかし、これは…間違い!

定番の組み合わせなのに吸収できなくなる栄養素とは…

牛肉をはじめ肉に多く含まれている鉄分。

しかしワインに含まれるある成分が鉄分の吸収を妨げてしまうというんです。

【牧田先生の解説】
「『タンニン』です。赤ワインに含まれるタンニンは鉄分の吸収を阻害します」

赤ワインにはポリフェノールの一種であるタンニンが多く含まれています。

タンニンは鉄分と結合して、水に溶けない成分へと変化します。

そのため腸で吸収されなくなってしまうんです。

ちなみに鉄分は赤血球を作るのに必要な栄養素で、不足すると貧血やイライラ、集中力の低下などさまざまな症状を引き起こします。

女性には月経があり、鉄分不足になりがち…

しかし鉄分は体内で作れないので、肉や魚から摂るしかありません。

ではどうすればいいのでしょうか?

【牧田先生の解説】
「肉に含まれる鉄分を摂りたいなら、タンニンを含むものを1時間後に摂るのがおススメです」

肉を食べてからワインを飲むまで1時間空けること。

さらに、鉄分不足の人は吸収を助けてくれるビタミンCを含むオレンジジュースなどがおススメ。

鉄分をしっかり摂りましょう。

第3位:キムチを汁まで使わないと腸内環境的にもったいない!

【キムチを汁まで使わないと腸内環境的にもったいない!】

忙しい仕事の合間を縫ってなるべく自炊を心がけているという、健康オタクのバービーさん。

キムチを使ったおかずを食べたあと、残ったキムチの汁を捨てていました。

しかし、これは…間違い!

なぜキムチの汁を捨てると腸内環境的にもったいないのでしょうか?

それは、あるものが大量に含まれているからなんだそう。

【牧田先生の解説】
「キムチの汁には『乳酸菌』が多く含まれています」

腸内環境を整えてくれる乳酸菌は、キムチの主な材料である白菜にわずかしか付着していませんが、発酵することで爆発的に増えます。

その量は乳酸菌が多い食品の代表格であるヨーグルトと同じ、1gあたり約5~10億個。

実はキムチは乳酸菌の宝庫なんです。

しかも、キムチが漬かった汁にはたくさんの乳酸菌が溶け出しているんだとか。

具材と汁、それぞれに含まれる乳酸菌の量はなんと!具材1:汁10もの違いが。

汁の方が10倍も多く乳酸菌が含まれているのに、捨てるなんてもったいない!

乳酸菌はこんな病の予防にもなるんだそう。

【牧田先生の解説】
大腸癌の予防や体内の免疫を保つなどの効果が期待されています」

かといって、キムチの汁を飲み干すのはツライ…どうすればいいのでしょうか?

牧田先生おススメ、乳酸菌を無駄なく摂る食べ方とは…

乳酸菌は熱に弱い、そこで余ったキムチの汁にマヨネーズやリンゴ酢などを混ぜて、サラダに使うドレッシングに。

これからの季節、ほのかな辛味が食欲をそそります。

さらに、ソーメンやざるそば用の麺つゆにキムチ汁を混ぜても美味しくできるといいます。

ですが、キムチの汁を全部使うとなると塩分が多すぎるのでは?と気になる人もいると思いますが…

実はキムチは漬物の中でも塩分が少ないんです。

【おもな漬物の100g中の塩分量】
梅干…22.1g
高菜漬…5.8g
福神漬け…5.1g
たくあん…2.5g
白菜の塩漬け…2.3g
キムチ…2.2g

なので、あまり気にしなくても大丈夫なんだとか。

第4位:痛風になるのを気にしてビールや魚卵を避けるのは意味がない

【痛風になるのを気にしてビールや魚卵を避けるのは意味がない】

行きつけのお店にやってきた、雛形あきこさんと天野浩成さん夫婦。

痛風が気になっているという旦那さんの天野さん。

尿酸値が高く、痛風にならないようにビールは避けているんだそう。

しかし、これは…間違い!

痛風の原因とされるのは、ビールや魚卵などに多く含まれる『プリン体』。

プリン体が多い食品を避けている方も多いはず。

しかし、食事は痛風の原因としてはあまり関係がないとか。

【牧田先生の解説】
私たちの体内では、食べ物から得るプリン体よりも遥かに多くのプリン体が、常に作り出されているんです
「過剰にビールを飲んだり魚卵を食べなければ問題ありません」
プリン体は8割が体内で作り出されていて、食事の影響を受けるのは2割だけ。

なので、プリン体を摂っても控えても痛風の発症にはほとんど影響がないんだそう。

では痛風になるか、ならないかの決め手は何なのでしょうか?

【牧田先生の解説】
「痛風になる1番の原因は体質です。痛風になられた方のうち、実に8割の患者さんは食べ物とは関係ありません
「痛風になる人の多くは、尿酸の排出がうまく出来ていないんです」

8月9日に発売される第2弾の本にも、

【『医師が教える食事術2 実践バイブル』より抜粋】
「私の患者さんもそうですが、もともとプリン体をたくさんつくり出しやすい人がいて、食べ物に気をつけていても、尿酸値はなかなか下がりません」
「逆に普通に魚卵を食べているのに尿酸値が正常値下限より大幅に低い人もいます」

体内で作られたものでも食事で摂ったものでも、プリン体は肝臓で尿酸という物質に変化します。

体内に溜まり過ぎると、結晶のトゲトゲが炎症と痛みを引き起こします。

やがて尿酸は尿や便と一緒に排出されるんですが、体質的に尿酸の排出力が弱いと痛風になりやすいんだそう。

つまり、プリン体を摂ることを控えてもほとんど関係ないんです。

痛風予防には1日1杯の牛乳

では、体質は変えられないからとあきらめるしかないんでしょうか?

牧田先生によると、ある飲み物が痛風予防になるといいます。

その飲み物とは…牛乳

牛乳に含まれるタンパク質が尿酸の排出を促してくれるんだそう。
【牧田先生の解説】
牛乳は1日たった1杯飲むだけで効果があるのでおススメです」

他の乳製品でも効果が期待できるそうなので、尿酸の排出力に不安がある方は摂るようにしましょう。

※既往症のある方はかかりつけ医に相談してください

医師が教える正しい食事術あれこれ

ヨーグルトは食後に食べないと効果減

【ヨーグルトは食後に食べないと効果減】

牧田先生の本によると、ヨーグルトに含まれている細菌の一種であるビフィズス菌、お腹の調子を整え便秘解消やダイエット効果があります。

ヨーグルトを食べると増やすことができますが、食前だと増える可能性が減るんだそう。

【牧田先生の解説】
ビフィズス菌は胃酸に弱いからです。食後に食べることです」

空腹時の胃の中は、食べ物を溶かす胃酸が強い状態。

ヨーグルトを食べても、せっかくのビフィズス菌が腸に届く前に死んでしまうことがあるんだとか。

食後は食べ物が胃に入って胃酸が中和されている状態。

すると、ビフィズス菌が死なないで腸に届く可能性が高くなるんだそう。

生きたまま腸に届けたいなら、ヨーグルトの前に野菜を食べるのがおススメとのこと。

野菜はアルカリ性なので胃酸と中和しやすく、ビフィズス菌の効果もより期待できます。

納豆に卵を入れるのは実は大損をしている

【納豆に卵を入れるのは実は大損をしている】

納豆を生卵と一緒に混ぜると、ある大事な栄養素が損なわれてしまうというんです。

それは…納豆に含まれ美肌効果があるビタミンBの一種『ビオチン』

体内のコラーゲン生成の補助や、頭皮の血行を促進させる役割があります。

ですが、この栄養素に関して生卵と一緒に食べるときは注意が必要とのこと。

【牧田先生の解説】
「卵白に含まれる『アビジン』というタンパク質が、ビオチンの吸収を阻害する作用を持っています」

アビジンとは卵白に含まれるタンパク質のこと。

卵白のアビジンと納豆のビオチンとはお互いに強く結合する性質があるため、ビオチンが持つ役割が損なわれてしまうんだとか。

【『医師が教える食事術2 実践バイブル』より抜粋】
「納豆に卵を混ぜて食べる人も黄身だけを入れるようにしてください」

頭を働かせるため甘いものを食べるのは逆効果!

【頭を働かせるため甘いものを食べるのは逆効果!】
【牧田先生の解説】
「甘いものを食べるとむしろ集中力が下がって作業能力が低下します」

甘い物には脳の栄養である『ブドウ糖』が多く入っているのに、なぜなんでしょうか?

【牧田先生の解説】
「一度にたくさんの糖質を取ると低血糖という状態になり、眠くなり集中力が低下してだるくなるという症状が出ます」

低血糖とは、血糖値が基準よりも低い状態。

甘いものには糖分が多いのに、血糖値を下げてしまうとはどういうことなんでしょうか?

糖分が高すぎるものを食べると、血管の中の糖分である血糖値が急上昇します。

この急上昇がよくないんです。

一気に、しかも上がり過ぎた血糖値を下げるために、体は糖分を急速に分解。

血糖値を基準よりも下げ過ぎてしまいます。

こうした症状を『反応性低血糖』と呼ぶんだそう。

こうして血管の中は一時的に糖が足りない状態に。

すると栄養であるブドウ糖が行きわたらず脳の活動が鈍り、だるくなって集中力を下げてしまったり、ひどい時には眠気が襲ってしまうとのこと。

おわりに

今まで勘違いしていた食べ方、たくさんありましたね汗

ここまで読んでいただきありがとうございました。


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