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あなたは自分の「死に方」について考えたことはありますか?小説『最後の医者は桜を見上げて君を想う』レビュー

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最後の医者は桜を見上げて君を想う

目次

こんにちは!
カズ()です。

 
突然ですが、あなたは“自分の死”について考えてみたことはありますか?
 
僕は前からタイトルが気になっていた小説を最近購入して読んでみました。
 
それは病院が舞台の話で、余命短い難病の患者たちが自分の死に対して向かい合うまでの過程に焦点を当てた作品です。
 
 
今回はその小説『最後の医者は桜を見上げて君を想う』について書いてみようと思います。

『最後の医者は桜を見上げて君を想う』あらすじ

最後の医者は桜を見上げて君を想う

まず最初に言っておくと、この小説に出てくる患者たちは最後にはみんな亡くなってしまいます。
 
 
「難病の患者の命をどう救うのか」というこれまでの医療ドラマの王道のストーリーではなく、
 
「余命わずかな患者たちの『死に方』」についてフォーカスした物語になっていて、他とはちょっと毛色の異なる作品になっています。
 
 
この小説は三つの章で構成されています。
 
 
第一章:とある会社員の死
 
白血病を患った三十代で働き盛りのサラリーマン「浜山雄吾」の話
 
 
第二章:とある大学生の死
 
医者を目指し医大に合格した直後に筋委縮性側索硬化症(ASL)を患った大学生「川澄まりえ」の話
 
 
第三章:とある医者の死
 
この小説の舞台である武蔵野七十字病院に勤務する医師で咽頭ガンを患った「音山晴夫」の話
 
 
 
主人公はこの物語の舞台である”武蔵野七十字病院”内科医の”桐子修司”
 
延命治療が無駄だと判断すると
「残された僅かな余生を後悔しないように生きる」ための選択を躊躇することもなく患者に対して提示します。
 
そのせいか、病院内では『死神』というあだ名で呼ばれています。
 
 
もう一人がこの院長の息子で外科医であり副院長でもある”福原雅和”
 
考えられるありとあらゆる手段を使ってでも『奇跡』を最後まで信じて諦めない天才外科医。
 
医師としての考え方の全く異なる桐子と徹底的に対立します。
 
 
そして二人と大学からの同級生で二人の考え方の間で揺れ動く同僚の内科医”音山晴夫”
 
この三人の医師たちを中心に物語は展開していきます。
 
 
 
著者:二宮敦人…1985年東京都生まれ一橋大学経済学部卒業。累計20万部を突破した『!(ビックリマーク)』などの著書のある今人気上昇中の若手作家さんです。

「生き方」だけでなく「死に方」を考えるということ

最後の医者は桜を見上げて君を想う

この小説通して一貫したテーマになっているのが「残された命をどう生きるのか?」ということ。
 
それぞれの章に出てくる登場人物の患者たちは、自分を突然襲ってきた大きな病に驚き悩み、苦しみます。
 
そして命の期限が宣告されて初めて、戸惑いながらも自分のこれまでの人生、そしてわずかに残された余生と真正面から向き合おうとします。
 
自分がいなくなったとき、残された家族は果たして大丈夫なのか?妻は?子どもは?親友は?両親は?
 
刻々と迫ってくるライムリミットの中で狂おしいほどに悩み苦しみ、
そして最後には”命”というまばゆいばかりの光を放ちながら壮絶な死を迎えるんです…(T_T)
 
 
 
その患者たちの人間模様に絡んでくるのが、医師としてのスタンスがまるで正反対の桐子と福原。
 
二人ともそれぞれ自分の信じるやり方で患者に寄り添おうとします。
 
 
僕はこの二人のどちらの考え方も間違いではないと思うんです。
 
 
大事なことは、どう生きるかそしてどう死ぬのかも、その人生を生きる自分自身の意思で決めるということ。
 
 
後悔のない人生だったと思えるかどうか、そこだと思うんです。
 
 
幸いにも僕はこれまでの人生の中で生きるか死ぬかというような大病を患ったことはまだありませんが、
 
いつかもしそういう状況になることがあったとして、
どう治療を進めていきたいのかは自分自身の意思で決めたいと、この小説を読んで改めて思いました。
 
 
そのためにはこれからの人生をどう生きていくのか、どう生きていきたいのか、
 
もう一度立ち止まってじっくりと考えてみる時間を過ごしてみてもいいかもしれませんね。
 

小説の続編が発売中!さらに映画化企画も進行中!

最後の医者は桜を見上げて君を想う

この小説の続編『最後の医者は雨上がりの空に君を願う』が上下巻で今年の春に出版されているようです。
 
 
さらに、なんと映画化の企画も進行中とのこと!
 
調べてみたところ、2018年9月14日現在まだキャストは発表されていないようなので、僕が勝手に予想してみました(笑)
 
 
【僕が独断と偏見で選んだ実写映画化のメインキャスト予想】
 
桐子修司・・・中村倫也
 
福原雅和・・・東出昌大
 
音山晴夫・・・鈴木亮平(役作りで激太りしたときの(^^;)
 
神宮寺千香(看護師)・・・菜々緒
 
 
もし予想が当たったときは何かくださいね(‘ω’)
 
 
 
そしてこの小説の原作者である二宮敦人さん、どうやらツイッターもされているようですよ。
 
この記事を読んで気になった方は速攻でフォローしておきましょう(*’ω’*)
 
 

おわりに

あの長嶋一茂さんは毎朝、自分が死ぬ“瞑想”をするそうです。
 
そうすることで今このときを生きられていることへの感謝の気持ちと、
 
その日一日を後悔しないように全力で過ごすことができるようになるからと。
 
 
人間、自分の人生にいつ何が起こるのかは誰にも分かりません。
 
もしかしたら、明日にはもういないかもしれません。
 
だからこそ、一日の終わりに「今日も精一杯生き切った!」と自分自身に対して胸を張って言えるような毎日を過ごしていこうと思います。
 
 
あなたにとって”命”とはどんなものですか?
 
 
 
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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