【たけしの家庭の医学】50代以上は要注意!心筋梗塞の新原因『隠れ悪玉レムナントコレステロール』かんたん改善法を紹介

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【たけしの家庭の医学】50代以上は要注意!心筋梗塞の新原因『隠れ悪玉レムナントコレステロール』かんたん改善法を紹介

簡単運動で隠れ悪玉コレステロールを減らしましょう

こんにちは!
カズ()です。

 
5月14日(火)放送の『名医とつながる!たけしの家庭の医学』。
 
 
「【コレステロールの新常識】心筋梗塞の新原因『隠れ悪玉コレステロール』を徹底解明」というテーマで放送されました。
 
 
50歳以上の女性は要注意なんだそう。
 
 
厚生労働省の調査(50歳以上の血液の異常)では、男女ともにコレステロール値の異常がトップ。
 
 
特に、コレステロール値が基準値を超えている50歳以上の女性の割合はなんと7割!
 
 
さらに動脈硬化の原因である悪玉コレステロール(LDL)の値を見ると、女性の場合は40代を過ぎたころから急上昇を開始。
 
 
知らず知らずのうちに血管がボロボロになっているかもしれません…
 
 
教えてくれる名医は『千葉大学医学部附属病院 副病院長 内分泌代謝・血液・老年内科学 教授』の横手幸太郎先生。
 
 
横手先生はコレステロールや中性脂肪が高くなる『脂質異常症』の専門医として30年にわたり患者さんの診断・治療を行ってきました。
 
 
一方で心疾患や脳血管疾患についての研究結果を集約した『動脈硬化性疾患予防ガイドライン』の作成に携わるなど、コレステロールの予防改善法に精通する日本屈指の名医なんです。
 
 
今回は「【コレステロールの新常識】心筋梗塞の新原因『隠れ悪玉コレステロール』を徹底解明」の放送内容についてまとめてみました。

意外と知らないコレステロール新常識

①卵とお肉、コレステロールを上げやすいのは?

 
 
第1問:卵とお肉、同じ分量を食べたときコレステロールを上げやすいのは?
 
 
答えは『お肉』
 
 
血液中のコレステロールの割合は、卵などの食べ物から吸収されるコレステロールが全体の3割ほど。
 
 
残りの7割のコレステロールは私たちの肝臓が作り出しているんです。
 
 
その肝臓で作られるコレステロールの主な材料となるのが『お肉などに含まれる脂肪分』
 
 
つまり、脂肪の摂り過ぎこそが最大のリスクなんです。
 
 

【健康な人の場合】
卵などコレステロールの多い食材を摂取
→血液中のコレステロール値は上がりにくい
 
※コレステロール値が高い方は、コレステロールが多い食材の摂り過ぎには注意下さい

 
 

②揚げ物と肉の脂身、コレステロールを上げやすいのは?

 
 
第2問:揚げ物と肉の脂身、同じ油物でもコレステロールを上げやすいのは?
 
 
答えは『肉の脂身』
 
 
揚げ物と肉の脂身、どちらも同じ油物なのにどうして肉の脂身の方がコレステロールを上げやすいのでしょうか?
 
 
油には大きく分けて2つの種類があります。
 
 
一般的な揚げ物に使われることが多いサラダ油やゴマ油などの『植物性脂肪』と、肉の脂身に含まれる『動物性脂肪』です。
 
 
植物性脂肪よりも動物性脂肪の方が、身体に入った時にコレステロールに変化しやすいんです。

隠れ悪玉『レムナントコレステロール』とは?

そんなコレステロールの中に、今医学会が注目する恐ろしい存在が…
 
 

【横手幸太郎先生の解説】
「最近もう1つ気をつけなければならない悪玉コレステロールが注目されているんです」
「それは健康診断では調べる事ができない『隠れ悪玉コレステロール』なんですね」
「その名を『レムナントコレステロール』と言います」

 
 
通常の悪玉コレステロールによって血管にこびりついた『プラーク』『レムナントコレステロール』とは全くの別物なんです。
 
 

【横手幸太郎先生の解説】
「この『レムナント』は健康診断では調べる事ができません」
「ですから健康診断で悪玉コレステロールが問題ないと言われた方でも、新たな動脈硬化のリスクになっている可能性があるんです」

 
 
アメリカ心臓病学会の複数の研究によると、薬でコレステロール値を下げたにもかかわらず、その患者さんの実に60~80%が心筋梗塞などの心血管疾患を発症したと報告されているんです( ゚Д゚)
 
 
そんな悲劇を引き起こしている張本人こそが『レムナントコレステロール』と言われているんですね。
 
 
番組内での実験では、健康診断で問題のない7名中3名が、隠れ悪玉『レムナントコレステロール』を溜め込んでいるという結果に。
 
 
ちなみに普段から健康診断で悪玉コレステロールが基準値を超えているという11名でも検査したところ、なんと!そのうちの6名がオーバーという結果に…
 
 
この隠れ悪玉『レムナントコレステロール』は、一体どのように私たちの身体をむしばむのでしょうか?
 
 
食事をすると小腸から吸収された脂肪分などが肝臓でコレステロールと中性脂肪に変化します。
 
 
その後コレステロールは中性脂肪と一緒に血管から全身に運ばれると、全身を巡るうちに切り離されます。
 
 
中性脂肪はエネルギーとして使われ、コレステロールも細胞の材料などに使われます。
 
 
ところが必要以上に血液中に増え続けると、使われないコレステロールは中性脂肪とくっついたままで血液中に漂い続けてしまうんです。
 
 
この血液中をさまよい続ける残り物が『レムナントコレステロール』なんですね。
 
 
そしてこの血液をさまようレムナントは、傷ついた血管の壁から次々と侵入してプラークを形成。
 
 
血管を詰まらせることで心筋梗塞などを発症させてしまうんです。
 
 

【横手幸太郎先生の解説】
「かつてはLDL(悪玉)コレステロールを下げれば動脈硬化は防げるんじゃないかと考えられていました」
「それだけでは防ぎ切れない残されたリスクがあるんですね。その1つの大きな原因に『レムナントコレステロール』がなっていると考えられています」
「特に『現代人の生活習慣ではレムナントコレステロールが上がりやすい』ということが知られていて、注意していかないとけないと思います」

レムナントコレステロールが多い人とは?

このレムナントコレステロールを増やしてしまう原因には、2つのポイントがあると横手先生は言います。
 
 

①20代の頃より10kg以上太った

 
 

【横手幸太郎先生の解説】
「20代の頃に比べて10kg以上太った方というのは、特に内臓脂肪が溜まっていることが多いんです」
「お腹周りや腰周りがポッコリしてきた、この場合は内臓脂肪が増えている可能性があります」
「内臓脂肪が溜まってしまうとその脂肪が肝臓の中に入っていって、肝臓がコレステロールや中性脂肪をどんどん作って血液の中に送り出し、レムナントコレステロールを増やす原因の1つになります」

 
 

②食後の甘いものの摂り過ぎ

 
 
神奈川県に住む寺田都さん(68歳)

・身長…150cm
・体重…43kg
・肥満指数(BMI)…19(標準 18.5~25)

 
 
決して太っているわけではない寺田さんですが…
 
 

・総コレステロール…230(基準値 150以上 220未満)
・悪玉コレステロール(LDL)…134(基準値 70以上 120未満)

 
 
どちらも基準値をオーバー。
 
 
レムナントコレステロールを調べる血清検査でも、正常で透き通った血液に比べて明らかに白く濁っていました。
 
 
40代の頃から野菜中心の食生活を送るなど、食事には気をつけているという寺田さん。
 
 
一体どんな食事が寺田さんのレムナントコレステロールを増やしているのでしょうか?
 
 
寺田さん、食事の直後にぱくりぱくりとお菓子を口に運ぶ手が止まりません…
 
 
寺田さん「お腹いっぱいでも食べます。習慣的になってしまって」
 
 

【横手幸太郎先生の解説】
「食事内容は問題ないですけれども、その直後の甘いものは良くないですね」
「中性脂肪というのは『脂肪』という名前は入っていますけれども、糖分で増えやすい」
「そして中性脂肪が増えるとレムナントが増えてしまうということがありますから、糖分というのは思いのほかレムナントコレステロールに悪い役割を果たしているということになります」

 
 
レムナントコレステロールを増やす糖分はお菓子だけではありません。
 
 
パスタやご飯などの炭水化物にも糖分が含まれているんです。
 
 
炭水化物などから摂取された糖分が、肝臓で中性脂肪に作り替えられるとほぼ同時に食後のお菓子を食べると…
 
 
肝臓が糖分で溢れかえって、より多くの中性脂肪が作られます。
 
 
すると増加した中性脂肪にコレステロールがより多くくっついて、血液中を浮遊し始めるんです。
 
 
こうして増え過ぎたコレステロールと中性脂肪は身体に摂り込まれないままただよい続け、レムナントコレステロールと化してしまうと考えられているんですね。
 
 

【横手幸太郎先生の解説】
「総量の問題だと思うんですね。だから摂り過ぎなければいいんだと思うんです」
「ついついお腹いっぱい食事を食べた後にもう一口、『別腹』なんて言いますけれども甘い物を摂り過ぎてしまう」
「本当に必要な量以上にオーバーしてしまうと摂り過ぎに繋がってしまう、ということだと思います」
「コレステロールが高い方、特に中性脂肪や血糖が高い方っていうのは食後のデザートを注意した方が良くて。その場合例えばご飯の炭水化物を少し腹八分というか控えめにして、その分甘い物に取っておくということをすれば」

レムナントコレステロールを減らす物質(LPL)とは?

【横手幸太郎先生の解説】
『LPL』というのは我々の身体の中に存在している『脂肪を分解する酵素』の1つで、身体の中で使われずに血液中にただよっているレムナントを分解してくれる働きがあります」
「このLPLを増やすことがレムナントコレステロールを減らすカギになります」

 
 
ポイントは「筋肉を『付ける』のではなく『使う』ようにする」
 
 

【横手幸太郎先生の解説】
「実はこのLPLは主に我々の筋肉で作られています」
「年を取ってくると若い頃に比べて筋肉量が落ちてきたりなかなか付きにくくなってきますよね。ですからやはりLPLの量も少なくなってくる、減りがちになるんですね」
「だからといって、最近筋トレがブームのようですけれども、必死に筋肉を付けるとか無理して付けるということは必要ないんです」
「筋肉が少なくなっていても残っている筋肉を有効に使うことで、LPLの量を増やすことが可能です」

レムナントコレステロールを減らす簡単運動

それでは、残った筋肉をうまく使う方法とは一体どんなものなんでしょうか?
 
 

【横手幸太郎先生の解説】
「運動する時間を作る事はなかなか難しいという方もいらっしゃると思いますので、日常生活の中に取り入れる」
「例えば1階分以上、階段の上り下りを増やしてみるということも有効かと思います」

 
 
先生曰く『家や駅などの階段1階分を意識して1日1階多く上り下りするだけで、レムナントコレステロールが下がる可能性がある』とのこと。
 
 
階段の上り下りは最も大きな太ももの筋肉を使うので、加齢により少なくなった筋肉でもLPLを十分に活性化できるんだそう。
 
 
ちなみに1階分の目安は上り下りで30段ほどです。
 
 
階段上り下り検証に挑むのは、埼玉県に住む小林薫さん(54歳)。
 
 

・悪玉コレステロール値…160(基準値 70以上 120未満)
・レムナントコレステロール値…24.3(基準値 7.5以下)

 
 
検証方法は『階段1階分(30段)の上り下りを1日1回増やす』こと。
 
 
検証期間は1週間です。
 
 
3階建ての1軒家に旦那さんと住む小林さん。
 
 
毎日行くスーパー、歩道橋の階段を上り始めた小林さん。
 
 
いつもは横断歩道を渡っているそうですが、あえて歩道橋を使うことで階段の上り下りを無理なく普段の暮らしに取り入れることができました。
 
 
ちなみにこの歩道橋、上り下りを入れると合計68段の階段がありました。
 
 
目標である『1日30段上り下り』を楽々クリアです。
 
 
自宅でも1階から2階のトイレに行くようにするなど、普段の生活で無理なく階段の上り下りを積み重ねていったいった小林さん。
 
 
こうして平均80段近くを毎日上り下りすること1週間。
 
 
その結果…
 
 
レムナントコレステロールを調べる血清検査で、あれだけ白濁していた血清が透明に!
 
 
さらに基準値を大きく超えて24.3もあったレムナントコレステロールの値が、検証後は半分以下の9.0に。
 
 
基準値(7.5)近くまで戻っていたんです♪

おわりに

レムナントコレステロールを改善できる『簡単階段上り下り』
 
 
コレステロールが気になる皆さんもぜひ試してみてくださいね(*’ω’*)
 
 
ここまで読んでいただきありがとうございました。



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