『仕事と人生を激変させるなら99.9%アウトプットを先にしなさい』【インプットなんてあとでいい】

書評/要約まとめ

『仕事と人生を激変させるなら99.9%アウトプットを先にしなさい』【インプットなんてあとでいい】

こんにちは!
カズ()です。

 
『仕事と人生を激変させるなら99.9%アウトプットを先にしなさい』という本を読みました。
 
 
著者は金山顕教さん。
 
 
1986年生まれで、大学在学中に公認会計士試験に合格。
 
 
会計事務所勤務を経て独立し、現在は経営コンサルタントをしておられます。
 
 
この本を一言で説明すると「アウトプットを先にすれば仕事と人生は大きく変わる」ということ。

著者の金山さんは「最速で結果を出すためには、思いついたらまず行動に移し、走りながら足りない部分をインプットしていく」という『i→O→I→F』を推奨しています。
 
 
『i→O→I→F』とは、それぞれ
 
 

i→スモールインプット
O→アウトプット
I→インプット
F→フィードバック

 
 
の頭文字のことです。
 
 
今回は『仕事と人生を激変させるなら99.9%アウトプットを先にしなさい』について書いていこうと思います。

『仕事と人生を激変させるなら99.9%アウトプットを先にしなさい』の概要

この本は以下の5つの章で構成されています。
 
 

第1章 人生の9割はアウトプットで決まる
第2章 「何を知っているか」より「どう伝えるか」が勝負を分ける
第3章 「何を知っているか」より「誰を知っているか」が人生を変える
第4章 お金は「いくらもっているか」より「どう使うか」でレバレッジをかける
第5章 最大のアウトプットは、「自分の見せ方」にある

 
 
どの章においても「アウトプットこそが最優先にすべきこと」という前提のもと、どういうやり方でアウトプットを行うべきかについて詳しく解説されています。
 
 
次は特に印象に残った部分を各章から抜粋しつつ、僕なりの意見を書いていこうと思います。

「読む・見る・聞く」より「話す・書く」

【「読む・見る・聞く」より「話す・書く」】
 
 仕事においては「読む」「見る」「聞く」といったインプットより、「話す」「書く」のアウトプットが大事です。そして後者こそが、実は本当の意味でのアウトプットであるとも言えます。
 本を読んだり、何かを見たり、人に話を聞きに行ったりすることよりも、実際に人と話したり、自分で何かを書いたりと、行動に起こすことこそが、インプットになるということです。
「読む・見る・聞く」だけでは、ゼロプットですが、これを「話す・書く」など行動にもっていけると、それはアウトプットとなり「成果」になります。
 十分なインプットからはじめる人は、得てしてアウトプットまでたどりつけません。
でもアウトプットからはじめれば必然的にインプットにつながるとともに、それが結果としても現れます。
 
――第1章 「読む・見る・聞く」より「話す・書く」などの行動こそがインプット より抜粋

 
 
これはつくづくそう思いますね。
 
 
僕は数年前に「といあえず作っとくか」みたいな気持ちで、一度ツイッターのアカウントを作ったことがあったんです。
 
 
ただほとんど利用することなく数年間が過ぎ、結局ただの一度もツイートしないまま削除した経験がありました(笑)
 
 
昨年また新しくアカウントを作って本格的にツイッターを始めたんですが「こんなに手軽にアウトプットに利用できるツールを、どうして今まで活用していなかったんだろう」と後悔しています。
 
 
その当時の僕は”アウトプットの重要性”にまったく気づいていなかったんですね…汗
 
 
ツイッターでもブログでも「自分から何かを発信する」ことこそが、記憶の定着に良いと聞いたことがありませんか?
 
 
例えば「ニュースで知ったことを人に教える」とか「勉強したことを人に教える」など。
 
 
人に教えるために話したり書いたりするためには、それをきちんと言葉にできなければいけません。
 
 
そのためには中途半端なままの理解ではダメなんですよね。
 
 
そうなると「とりあえずアウトプットしつつ、あとから判明した『足りない部分』をインプットしていく」という『i→O→I→F』の流れになります。
 
 
そうやってまずはアウトプット優先でやっていくと自然とインプットについても質が上がっていく、きちんと自分の知識として定着していくということなんですね。
 
 
つまり「アウトプットはインプットでもある」ということになります。

「話す・書く」で協力者を増やす

【「話す・書く」で協力者を増やす】
 
 繰り返しになりますが、仕事で結果を出す上で、「話す・書く」というのは、とても大切なテクニックです。どんなに素晴らしい商品があったとしても、その商品の良さをうまく相手に伝えなければ、相手にその商品を良いと思ってもらうことはできません。ましてや、「買いたい」と心を動かされることもありませんし、買うという行為にもつながりません。
「話す・書く」は、単に知識を「伝える」という話ではなく、自分が書いたり話したことによって、周りの人の心を動かし、ビジネスにおいてあなたに協力をしたくなるようにすることが大事なのです。
 
――第2章 「伝える」スキル=「稼げる」スキル より抜粋

 
 
世の中にはアウトプットを仕事にすることで生活している職業の人たちがたくさんいますよね。
 
 
例えば、お笑い芸人、歌手、コメンテーター、ライター…などなど。
 
 
これらの人たちはアウトプットすることで世の中に自分の知識を伝えたり、自分のファンを増やすことによって仕事につなげています。
 
 
その究極がジャパネットたかたの高田明社長。
 
 
彼はあの独特の声とトークスキルで、ジャパネットたかたを一気に有名企業に押し上げました。
 
 
お客さんに商品を紹介するのに、アウトプットの方法、つまり伝え方一つで他の通販企業のライバルたちとあれだけはっきりとした差別化を図ることができたんですよね。
 
 
最近、高田社長のインタビュー記事を読みました。
 
 
商品を紹介するときに、画素数がどうのと数字で説明するのはNG。
 
 
「このカメラで撮った写真はプリントアウトして拡大しても綺麗なまま!」というように、『お客さんがこの商品を使うことで手にすることができる未来』を伝えることが大切だとおっしゃっていました。
 
 
それこそが人の心を動かすことにつながると。
 
 
すでに第一線を退かれている高田社長ですが、現在はまだ知られていない日本全国の素晴らしい伝統文化を世に伝える番組に出演されているそうです。
 
 

関連記事>>>【要約『伝えることから始めよう』】ジャパネットたかたの高田明さんに学ぶプレゼン力

未来を作るのは過去ではない

【未来を作るのは過去ではない】
 
「僕はこういう経歴だし、頭が悪いし」と、過去が未来を作ると思っている人が意外にたくさんいます。しかし、すぐ行動する人、結果を出せる人は、「未来を作るのは今だ」と考えます。つまり、過去の延長に未来があるのではなく、今、何をやるか、どう考えるかで未来が決まると考えます。
 僕自身も文章を書く才能があったわけではありません。人前で話すのも苦手でした。しかし、臆せずアウトプットすることで、書くことも人前で話すことも得意になっていきました。
 ですから、「とりあえず」を合言葉に、見切り発車でどんどん行動することです。最初から完璧にしようとするのではなく、20%、30%のスモールインプットで、アウトプットの行動にどんどん移す。それを後からフィードバックして、軌道修正すればいいのです。
 
――第3章 言い訳ばかりする人は成功できない より抜粋

 
 
『人間、何歳からでもチャレンジできる』とよく言われますが、結局は今を頑張れている人が将来大きく伸びることができるんですよね。
 
 
僕もコンビニ勤務を10年以上経験したあと職業訓練に通って勉強してから、このブログを1から制作してスタートさせることができました。
 
 
『今、ここから頑張れるかどうか』で未来が変わるんだということを身をもって実感しています。
 
 
最初は本当に些細なことからでもいいと思うんです。
 
 
興味を持ったことにはどんどんチャレンジして、それについてアウトプットしてきましょう。
 
 
そうすれば、必ずその先の未来が変わっていきます。

まとめ:なにはなくともアウトプット!

今の僕はアウトプットするツールとして、ツイッターとブログとYouTubeをやっています。
 
 
ただ、知識がまったくない状態からブログやYouTubeを始めるとなると、なかなか大変です。
 
 
そこで、まずはツイッターをアウトプットするツールとして活用するだけでもかなり違ってくると思います。
 
 
例えばその日見た映画や読んだ本の感想を140字にまとめてツイートする、その日のニュースの記事を引用して自分なりの意見を書いてリツイートするなど。
 
 
これを毎日やるだけでも『自分の意見を言葉にして発信するスキル』が上達していきますよ。
 
 
ここまで読んでいただきありがとうございました。


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