【のんくら本】『Google AdSense マネタイズの教科書[完全版]』すべてのブロガーに読んでほしいおすすめ本【書評】

【のんくら本】『Google AdSense マネタイズの教科書[完全版]』すべてのブロガーに読んでほしいおすすめ本【書評】 書評/要約まとめ
こんにちは!
カズ()です。

僕が本格的にこのブログを始めたのは2018年7月でした。

それまでサブドメインだったドメインを、新しく独自ドメインとして取得し直してGoogleアドセンスに申し込めるようにしました。

そして2018年8月、2回目の申請で無事に合格。

Googleアドセンスの広告で収益を得るという、雑記ブロガーとして一つの出発点に立つことができました。

そして参考のために購入したのがこの『Google AdSense マネタイズの教科書[完全版]』です。

結論から言うと、ブログをGoogleアドセンスで収益化しようと考えている駆け出しブロガーにとって、この本は最適な「教科書」だと思います。

今回は『Google AdSense マネタイズの教科書[完全版]』を一通り読み終えた僕が、その感想について書いてみようと思います。

『のんくら本』の内容について

まず、この本はGoogleアドセンスを利用しての収益化について書かれています。

なので、当たり前ですが前提条件として『すでにGoogleアドセンスに合格しているブログ運営者』が主な対象になります。

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それでは、まずこの本の内容について紹介したいと思います。

この本は「10年先にも通用するノウハウ本にしよう」というコンセプトのもとに作られています。

著者はのんくら(早川修)さん、a-kiさん、石川健介さん、染谷昌利さんの4人。

↓新聞にも取り上げられたみたいですよ。


この本は6つのチャプターで構成されています。

Chapter_1 長時間アクセスが集まり続ける「テーマ」の選び方
Chapter_2 アクセス数を安定させる「SEO戦略」
Chapter_3 読者にも検索エンジンにも好まれる「サイト構築法」
Chapter_4 稼ぎ続けるための「AdSense」の運用方法
Chapter_5 「オーソリティーサイト」になって信頼と権威を積み重ねよう
Chapter_6 10年先も安定して稼ぐために

Chapter_1~Chapter_3、Chapter_6はのんくらさん、Chapter_4は石川健介さん、Chapter_5はa-kiさんがそれぞれ担当されています。

染谷昌利さんはこの本の全体的な構成、監修を担当されています。

次からの項目では、これらのChapterの中から僕が特に勉強になったと感じた部分をいくつかご紹介したいと思います。

Chapter_2より「Googleではなく、ユーザーを向いてコンテンツを作る」

ここから引用-

 Googleにとって「平均セッション継続時間」「ユーザーあたりのセッション数」「直帰率」が現時点での順位決定の重要な要素だとしても、ユーザーにとって意味がないアルゴリズムなのであれば、いつかは重要度が下がることは十分に想定できます。
ところが時代が変わっても、満足したユーザーが必ず取る行動があります。
それは、画面を閉じる(セッションを切る)という行動です。
反対に、ユーザーが満足しないときに取る行動は、「検索からあなたのサイトに来たユーザーが即座に検索画面に戻る」というものです。
私自身が運営するサイトの多くは、「平均セッション継続時間」はそれなりにあるのですが、「ユーザーあたりのセッション数」と「直帰率」に関しては相当低いにもかかわらず、そのコンテンツが長期間にわたって検索上位に表示されています。
これはユーザーが求めた100%に近い情報を提供できているからなのだと感じています。

-引用ここまで

これはなるほど!と思いました。

「直帰率」が高いからといって検索の順位が低くなるわけではないんだなと。

大切なのはあくまで「検索で訪れたユーザーに対して満足できる情報を与えることができたかどうか」という点なんですね。

それさえ押さえることができていれば、例えセッション数や直帰率が高くてもそれほど気にする必要はないんだと。

Chapter_5より「テーマの絞り込みと切り口の関係」

ここから引用-

 ライバルサイトがある以上、テーマの絞り込みという差別化だけでは不十分です。
せっかくシェアを獲得しても力のある競合が参入してくれば、すぐに追いつかれてしまいます。
より強い地盤を築くためには独自のアイデアや切り口が必要です。
テーマの絞り込みを縦軸とするならば、切り口は横軸の関係になります。
縦横交わることで、よりオリジナリティの高いコンテンツが生まれるのです。
では、切り口はどういったものがいいのでしょう?
最優先に考えるべきは、やはりユーザビリティの向上です。
例えば、漠然と「どこよりも詳しい」を切り口にしても、その結果1ページが必要以上に長文になってページ内で迷子になるようなコンテンツを作ってしまっては本末転倒です。
コンテンツの表現方法は文章だけではありません。
コンパクトにわかりやすく表現するには図解を豊富に使ってみる。
流れがわかりやすいように漫画にする。
手順を見せるなら写真だけではなく動画を使う、なども切り口として考えられます。

-引用ここまで

現在の個人から企業まで多くが参入してきているブログ全盛の時代。

これからブログを始める人間にとって「すでに存在している他のブログとの差別化」は最も考えるポイントなんですよね。

ただひたすら長文の文章を書き連ねるというのではなくて、「読者がより分かりやすい・理解しやすい記事の書き方はなんなのか?」というのは、

他のブログとの差別化を図るためには常に考えていなくてはならない部分なんだと改めて気付かされました。

Chapter_6より「他人と比較しない」

ここから引用-

 大事なことは「人と比べないこと」です。
他人と比べる物差しなどまったく必要がないのです。
「自分なら絶対に大丈夫、できる」「必ず自分は結果が出せる」と自分に言い聞かせて自分の成功を信じ抜くことができるか? このメンタルがとても大切です。
そこでポイントになってくるのが、最後までやり抜くという「決断」です。
決断ができてさえいれば、他人のやり方を見ても迷うことがなくなります。
迷いがなくなれば、人の意見を聞いて自分の考え方がコロコロ変わることはありません。
成功している人のセミナーに出ることはモチベーションというスイッチは押してもらえるかもしれませんが、実際に行動に移せるかは自分の意志次第ということを忘れないようにしましょう。

-引用ここまで

僕がのんくら本を手に入れて真っ先に読んだ部分がこのChapter_6でした(笑)

この章には「AdSenseの最大の敵は一喜一憂する自分」「躓(つまず)きそうになったときの対処法」など、主に駆け出しのブロガーがはまりやすいマイナス思考についての乗り越え方が書かれています。

ブログをやっている人なら分かる人が多いと思いますが、やっぱりどうしても他のブロガーさんのことが気になるんですよね。

そうすると「あの人のブログはどうしてあんなにアクセスがあるんだろう…?」「自分はブロガーとして劣っているのではないだろうか…」など、どうしてもマイナスに考えがちになってしまいます。

でも、考えてみるとブログって別に他人と争うために始めたものではないはずなんですよね。

なにかを発信したいから始めた、っていう人がほとんどだと思います。

勝った負けたを基準にしていると、結局最後はただ疲れるだけなんですよね…

他人のブログを気にするのは参考程度にして、自分のブログをすくすくと育てることだけに集中しましょう。

おわりに

ここまでで紹介した以外にも、石川健介さんが担当されたChapter_4では「インターネット広告の市場動向」から「ディスプレイ広告の活用方法」、

「レポートの見方、効果検証の方法」にいたるまでGoogleアドセンスの具体的な運用方法について詳しく丁寧に解説されています。

Googleアドセンスのスペシャリスト4人がそれぞれの知恵を注いで完成させたこの「のんくら本」をお手元に置いて常に読み返せるようにすれば、きっと「10年先にも通用するサイト」を作り上げることができるでしょう。

ここまで読んでいただきありがとうございました。


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