あなたには苦手なタイプの人はいますか?
僕が苦手なのは
・短気な人:気に入らないことがあったり自分の意見が少しでも否定されるとキレる
・人を馬鹿にする人:どんなときも誰に対しても常に上から目線で偉そう
・すぐに相手のことを否定する人:「いや」「そういう問題ではなくて」が口ぐせ
上にあげたようなタイプの人、簡単に言うと『自己中』な人。
そしてなんと、以前働いていた職場にこの3つすべてを兼ね備えていた人がいたんですね…汗
今回はそんな自分勝手な人間と一緒に働いたことで分かった『自己中な人間といると自分自身の自己肯定感が下がっていく』ということを書こうと思います。
とにかく相手を否定しようとする
その人(以下、Aさん)は僕が働いていたところに後から入ってきました。
自分の意見をはっきり言う人で、最初はどちらかというと好感を持っていました。
ところが、一緒に働いていくうちになんとなく違和感を覚え始めたんです。
それはなにかというと、とにかくこっちの言うことやることすべてに異を唱えてくる。
意見を出すと「いや、違います。そういう問題ではなくて」。
なにか作業があると勝手に違う方法でやろうとする。
ちょっと気に入らないことがあると途端に切れる。
最初は気のせいかなと思っていたんですが、数か月も過ぎるとさすがに鈍感な自分も気が付いたんです。
Aさんがとんでもなくわがままな自己中人間だということに…
とにかく相手のやることなすこと、すべてを否定しようとするんですよね。
さらに、自分の言うことに対してちょっとでも異なる意見が出ようものなら、徹底的に反論して相手をねじ伏せようとしてくるんです。
仕事上のやり取りだけでなく雑談ですらそんな感じ。
特に、一緒に働くことが多かった僕は「どうせなにか意見を言ってもまた否定されるだろうし・・」という気持ちになって、ほとんど意見らしい意見も言わなくなり…
たまになにかを話しかけるときも「◯◯ですよね?あれ?違いましたっけ?あはは…」
みたいに、愛想笑いしつつどっちつかずの曖昧なことしか言えなくなっていったんです。
今思い返すと、あれがいわゆる『マウンティング』という行為だったんでしょうか。
『同僚』のはずなのに、まるで主人と召使いのような主従関係というかなんというか…
知らず知らずのうちに自己肯定感が下がっていく
そういう関係が長く続くと知らず知らずのうちにこちらの自己肯定感もどんどん下がっていくんですね。
・誰と話すときでもハッキリとした意見が言えなくなる。
・自分を押し殺してなんでも相手に合わせようとする。
・なにをやるにも自分に自信が持てなくなる。
こんな調子でいつの間にか後ろ向きの性格になっていたんですね…
あるとき、他の同僚の男性がボソッと「Aさん、ちょっと自己中だよね…汗」とこぼしたんです。
「ああ、そう感じていたのはやっぱり自分だけじゃなかったんだ」と少しホッとした瞬間でした。
そういう人ってやっぱり周りからもどんどん人が離れてくんですよね。
「あの人と会話すると面倒くさいし疲れるから」という理由で。
Aさん本人がそこに気づいていたのかどうか、今となっては分かりません。
自分がされて嫌なことを人にしない
Aさんに限らず、上から目線も相手を否定しようとするのも劣等感の裏返しなんだと思うんです。
自分に自信が持てないからこそ、周りの人間に対して強がろうとする。
「俺の方がお前よりも上なんだ」と態度で示そうとする。
そうしないと自分の存在が周りに認めてもらえないと勝手に思い込んじゃってるんですよね。
僕がこの人との付き合いから学んだことはとてもシンプルなことで、子どものころから教えられてきた基本的なこと。
『自分がされて嫌なことを人にしない』
逆に言うと、これさえしっかり守っていれば自然と周りに人が集まってきます。
誰だって短気で自分勝手な人には近づきたくないし、一緒にいて居心地の良い人と仲良くしたいですもん。
幸い今の職場はとても快適であの頃とは雲泥の差なんですが、当時はそれが普通だと勝手に思い込んでいたんですね…
もし、あなたの職場にそんな人がいたら可能な限り距離を置いてください。
できれば部署を移動するなり転職するなりするのがベストだと思いますが、難しいのであれば他のさりげなく同僚と相談するのもいいと思います。
自己中な人の周りには、あなた以外にも必ず同じ気持ちを抱いている人がいるはずなので。
と、当時の僕に言ってあげたいくらいです。
知らず知らずのうちにあなた自身の心がボロボロになる前に早めの対応を取りましょう。
おわりに
Aさんと会わなくなって数年が経ちますが、今でもときどき思い出します。
少しは相手の立場に立てるような気遣いのできる人間になれていたらいいのだけど。
Aさん、どうしてるのかなぁ…
ここまで読んでいただきありがとうございました。