僕は数年前まで合計して15年くらいもの長い間コンビニの店員として働いていたのですが←朝から深夜までめちゃくちゃお客さんが来るお店でした(T_T)
年齢層はそれこそ下は小学生から上は杖をついたおじいちゃんまで。
客層もお水関係の人からサラリーマン、その筋の人たちまで多種多彩(;´∀`)
そんな感じで毎日毎日数多くのお客さんの接客をこなしていく中で、いつの間にか『相手との距離を無理なく縮めるやり方』が身に付いていたんですね。
それからは私生活や今の仕事においても自然と他の人たちと比較的すぐに溶け込めるようになりました。
学生時代までの僕は本当に人見知りで無口だったので「あんなにひっきりなしにお客さんがやってくるコンビニエンスストアでの接客をよく15年間も続けられてたなぁ…」と振り返って思い出すたびにつくづく自分自身に驚いています。
今でも性格的に自分の方から一方的にあれこれ話しまくる方ではありませんが、「初対面の人と知り合ってから比較的早い段階で相手に心を許してもらえる人間」程度にはなれたと自負しています。
ということで今回は『人見知りの人間が初対面の相手との距離を無理なく縮める方法』について、僕の経験をもとに大きく三つに分けて詳しく掘り下げて書いてみようと思います。
自分から積極的に『自己開示』をしよう
自分から積極的にプライベートなことをどんどん話す
→相手「こんなに私的なことを話してくれているんだから、こちらからもなにか話さなきゃ…」
→「こんなに自身のプライベートなことを話してるんだから、きっと自分はこの人のことを信頼しているんだ!」
自分からどんどんプライベートなことを打ち明けていくと、↑こんな感じで今度は自然と相手の方からも少しずつプライベートなことを話してもらえるようになります。
調べてみると、これを『認知的不協和』と言うんだそう。
あのメンタリストのDaiGoさんの著書にも書かれていましたよ(*’ω’*)
もちろん、住所や電話番号まで細かく伝える必要はありませんが、
「昔働いてた会社でこんなことあったんだよね」とか『この前さ、◯◯に行って△△を体験してきたんだよ』
みたいな普段の何気ないできごとを話せばいいんです。
誰だって『人となりがよく分からない人』と仲良くなろうとは思いませんもんね。
逆にこちらから何か聞く場合は何気ないことならなんでもいいです。
というより、むしろ何気ないことしか聞かないでください(笑)
話題はなるべく相手が答えやすいものにしたいので、共感をされやすい間口の広い話題がいいですよ。
自分から積極的にあいさつをしよう
恥ずかしいのであれば無理に大きな声でなくてもいいと思います。
僕もどちらかというと声が大きな方ではありませんが、もしそれで相手からの返事がなかったときにわざと無視されたと思うのではなくて、
「声が小さくてたまたま聞こえてなかったのかな」とか
「なにか考えごとをしていて気付かなかったのかも」と思うようにしています。
そうすると、そもそも「自分が相手にあいさつした」という事実そのものが相手に気付かれていないわけですから、恥ずかしいと感じる必要なんて一切ありません。
実際、ほとんどの場合その後は何事もなかったように普通に接してくれると思うので、相手からの返事がなかったとしても深く考えすぎないようにしてくださいね。
誰だって自分に対してあいさつしてくれる人のことを悪く思う人はいないと思います。
「あいつ、俺様にあいさつしてきやがった!腹が立つ!」なんて人、少なくとも僕はこれまで会ったことがありません(笑)
もちろん、相手を睨みつけながらあいさつするとかはダメですよ(;´∀`)
相手がリラックスできるような環境作りを心がけよう
ここまでは、自分が話し手の側を前提とした能動的なやり方を書いてきましたが、極度の人見知りの方だとやはりハードルが高いかもしれません。
そこで、ここからはその環境作りとして『相手との距離を縮めるのにやってはいけないこと』についてまとめてみました。
ここの項目はどちらかというと自分が聞き手に回ったときに気を付けるべき受動的なやり方ですが、ある意味これが一番大切な項目かなと思います。
相手の真正面に立たない
なんとなく威圧感があって相手が身構えてしまいます。
二人きりで食事をすることになったような場合も、できるだけ横並びで座れるようなお店を選びましょう。
まだそれほど親しくなっていないのに食事の間中ずーっとお互いに向き合いながら食べたり話したりっていう状況は、きっとお互いに苦痛でしかないと思います(笑)
腕組みをしない
「相手を吟味してやろう」みたいな感じを与えてしまいますし、もしかしたら喧嘩を売っているようにも見えてしまうかもしれません。
これは男性に多いかと思いますが『相手の話を聞くときについ無意識に腕を組んでしまうクセがある』っていう方は、これから意識して腕組みを止めるように心がけましょう。
相手の目を見すぎない
よく「話すときは相手の目をよく見ろ、じゃないと失礼だ!」と言われますが、相手の目をあまりにもガン見し続けるのもNGです。
自分が話をしているときに相手が真正面に立ってじーっと自分の目を見続けていたら、なんだか観察されているみたいで緊張してしまいますよね。
すると話したかったことが頭からすっ飛んでしまって、途端になにを話していいのか分からなくなってしまいます。
別にこれから討論したり面談をやるわけじゃないんです。
相手の目を見るのはほどほどにしておきましょう。
相手のプライベートを無理に聞き出そうとしない
特に話すことがないからと、こちらから無理に相手のプライベートなことを聞き出そうとするのはNG。
『いくつ?結婚してるの?家族は何人?どこに住んでるの?』
みたいな情報はあくまで向こうから自然に話し出すのを待ってくださいね。
それと、その場にいない人の悪口なんかもダメですよ。
仮にそのとき一時的に盛り上がったとしても誰に聞かれているか分かりませんし、
何より「この人は平気で人の悪口をいう人なんだな」と相手に不信感を与えてしまいかねません。
「いや・でも・違います」などの否定語をなるべく使わない
誰だって自分のことを否定されるのはイヤです。
たとえそれが何気ないようなことだったとしてもです。
自分の言葉を否定されると「この人に話したってどうせ否定されるから…」と無意識に思われてしまいかねません。
僕の知り合いにもいたんですが、こちらがなにかを話すとすぐに「いや、それは違います」
「そういう問題ではなくて」というような否定的な言葉が口ぐせの人がいました。
その人とは会話のやり取りそのものが自然と減っていき、結局最後まで親しくなることはありませんでした(^_^;
これも自分が話す方の立場になって考えてみたら分かりますよね。
会話するたびに毎回そんな感じで何でも頭ごなしに否定されると、その人と話すことそのものが苦痛になりますもんね。
なんてのは最悪ですので絶対にやらないでくださいね(^-^)←どんなヤツや
この記事のまとめ
・自分から積極的にあいさつをしよう
・相手の真正面に立たない
・腕組みをしない
・相手の目を見すぎない
・相手のプライベートを無理に聞き出そうとしない
・「いや・でも・違います」などの否定語をなるべく使わない
無口で人見知りな人間にもその性格に合ったやり方があります。
ここで紹介したポイントはプライベートでも仕事でも使えると思うので、できそうなものから自分なりにうまく取り入れて少しずつ苦手意識を克服していってくださいね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。